ライティングの基本的な手法である三点照明について解説します。
ライティングの基本、三点照明とは?
三点照明は商品の撮影( ブツ撮り )などによく使われるライティングの手法です。
三つの照明で物体をライティングするので三点照明と呼ばれます。
- メインの光源となる「キーライト」
- キーライトの影部分を明るくする「フィルライト」
- 被写体の輪郭を際立たせるための「バックライト」
この三つのライトで構成されます。
現実世界のライティング手法ですが、CGでもよく使用されます。
Blenderでの三点照明を見てみましょう。
一点でライティングするよりも、表現力が上がっているのがわかると思います。
フィルライトがなぜ必要なのか?
なぜフィルライトを用いて影を明るくするのでしょうか?これは地球の大気が関係しています。
人間にとって一番自然なライティングとは、地球上のライティングです。
地球は大気があるので、大気全体が光によって明るくなることで、影部分が明るくなります。
月のように大気がない星の場合、光が当たっている部分と影の部分がくっきりと分かれています。
フィルライトによって影部分を明るくすることで、地球のライティングを表現しているわけです。逆に月のような環境を表現したい場合は、フィルライトは必要ないことになります。
もし地面が発光している星に住んでいたら、下からのライティングがもっとも自然になったかもしれませんね!
最後に
結局は「ライティングでなにを表現したいのか?」が大事です!
表現に応じて適切なライティングをしましょう。以上になります。